こんばんは。
雨が降ってお茶摘みには優れないお天気です。
【工場の整備&火入れ】
藁ふきと店の営業が終わると間髪入れず工場の整備です。
齢92年の堀井式碾茶乾燥炉も修繕無しには始められないのが毎年の苦労ですが、
本年も何とかスタート出来そうです。
写真は火入れ後の碾茶乾燥炉の火炉。
重油バーナーで高熱を加えることで耐熱レンガが赤くなり、ガラス質が溶け出しキラキラとします。
当製茶場の火炉はレンガの部分か1.7m程あり、
現在普及している碾茶炉に比べ異常に長いですが、この長さが良いとの事。
今は火炉の部分も鋳物が多く、長持ちせず、耐熱もさほど良くないと聞きます。
理由としてはレンガを積み上げる職人さんの手間がかかるようで短い火炉が多い様です。
バーナーの火元から3mの熱で茶の出来が決まると、堀井信夫さんは仰ってらしたと聞いています。
先人の知恵と技術には学ぶ所が多くあります。
明日からまた怒涛の2週間が始まります。
製茶の様子をアップしていきますので、どうぞお楽しみに。