山本甚次郎|京都宇治茶房

山本甚次郎|京都宇治茶房

『本簀(ほんず)』の歴史

『本簀(ほんず)』の歴史

こんばんは。
お昼は暖かい日が続きますね。桜が待ち遠しい今日この頃です。
本日は『本簀(ほんず)』の歴史について。
現在残っている最古の資料は、ポルトガル人のジョアン・ロドリーゲス著「日本教会史」であり、
その中で宇治では茶園に棚を作り葦簀、藁でかこい霜を防ぎ害のないようにする。とあり、
16末〜17世紀初頭の宇治の様子を伝えています。
この中では遅霜対策の一点で解釈されているようですが、この時点で棚を作って覆いをすることを確立しているのであればそれ以前から日陰で育てる茶葉がより品質の高いものになるのは理解していたと思います。
今ほど科学が発展していない時代にそれに気付き、実行していた先人達は本当に凄いです。
自分も同じ茶農家であることを誇りに思いますし、
是非後世に伝えていきたい栽培法だと思っています。
この事を知ったのは
桑原秀樹 氏 著
『抹茶の研究』
を読ませて頂いたからです。
桑原さんは当園にも取材に来られ、先代の記事なども記載して頂き、私も思い入れのある一冊になりました。
宇治のお茶にご興味のある方は是非一度読んで頂きたい一冊です。